というわけで、今週放送分をもって這いよれ!ニャル子さんの第SAN期が終了しました。
実のところ、ひっそり楽しむマニア向けアニメで終わるかと思っていたのですが、良くも悪くも注目される作品になりましたね。
原作からずっと追っている身ですが、色々言われつつもなんだかんだで毎週の楽しみでした。是非、4期もやって欲しいものです。原作のストックはまだ十分にありますからね。まだハス太君の○○の○とかクー子の○とかニャル子の長台詞(もしアニメ化されたら省略なしで聞きたい!)とか色々楽しみがありますし。
ただね…
正直に言えば、もう少し頑張って製作して欲しかった。問題は脚本でしょうか。キャラ造形と声優さんの演技、各種パロディに頼りすぎる傾向が気になりました。作品のウリなので頼る事自体はいいのですが、シナリオが置いてけぼりになっていましたね。
原作はわりと「起承転結」がハッキリした作品だと思うのですが、アニメでは「転結」の描き方がイマイチ…というか適当な感があり、メリハリが無くて勢いだけで進めている印象を受けました。勢いとテンポはこの手の作品には重要な点ではあるのですが、キャラ描写やストーリー展開について手抜きしてしまうと、後半になってちょっと突っ込んだシナリオにした際に失速しがちになるのですよね。
全体的なストーリーの仕立て方自体はオリ回含めて悪くなかったと思うのですが、特に前半の脚本は文句を言いたくなったことが何度もあり…(特に3話と6話。もう一寸何とかならなかったのか…)。
というわけで、念願かなって4期がやれる事になったとしたら、「スタッフを変えろ」とは言いませんがもっと練った脚本にして欲しいものです。
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