最近はPICの使い方を覚えてきたので、電子工作に利用するようになりました。
PICですが、使ってみればお手軽・便利です。ただ、完全に未経験の状態では敷居が高いのも事実ではないでしょうか。
一番の壁は、「プログラムを書き込むのにPICライターが必要」という点でしょう。これが結構高く、純正のPICkit3は約\4,000ですし、秋月のライタは\5,000します。使えるか分からない物にこれだけ払うのは正直抵抗がありますね。
しかし、PICライターも自作可能な回路が公開されています。JDMライターなどが有名ですが、こちらはシリアルポート接続となってしまいます。今作るならUSB接続のライタにしたほうが便利でしょう。そこでオススメなのが「PICerFT」です。
材料費も\1,200位、ケーブルなどを含めても\2,000弱と安価ですし、製作も比較的簡単です。PIC入門の準備にいかがでしょう?
細かな仕様や回路図、部品表などは開発元であるEinstein's electronic labさんのサイトをご確認下さい。(ページ右側にPICerFTの項目があります。)

秋月C基板を想定して配線してあります。PIC用とAVR用のピンがあるので、少々ジャンパが多くなってしまいました。コイルは通常のラジアルタイプを使いましたが、それほど電流が流れる回路ではないのでアキシャルタイプのマイクロインダクタでも大丈夫でしょう。
出力ピンについてですが、ピンヘッダかピンソケットを並べておき、ケーブルを接続して使うのが良いでしょう。自分で作製した基板では、出力部に丸ピンソケットを使用し、ブレッドボード用のジャンパケーブルを差し込んで使っています。
PICと回路の接続については、アダプタ部も別に作製してゼロプレッシャタイプのソケットを使用する・・・という手段もあります。しかし、こちらもブレッドボードを使ったほうが簡単でしょう。この場合、PICとの配線を間違えないように注意が必要です。
ブレッドボード、ジャンパケーブルとも色々なショップで扱っています。小さなボードなら\150程度からあるので、安価に入手できます。
基板製作後のPCへのドライバインストールや初期設定、書き込みプログラム入手などは、開発元サイトをご確認下さい。「FTDI準備」の項をみて初期設定し、「ICSP接続方法」の通りに接続すれば使えるハズです。
自分が遭遇したトラブルとして、「一度初期設定したFT232Rへ別の設定値を書き込んだところ、FT PROGで再書き込みできなくなった」というのがあります。
その際は、FT PROGとは別のEEPROM書き込みツールである「MProg」を使用して設定を書き込み直したところ、正常に動作させることが出来ました。設定情報は以下のとおり。トラブル時のご参考まで。
PICですが、使ってみればお手軽・便利です。ただ、完全に未経験の状態では敷居が高いのも事実ではないでしょうか。
一番の壁は、「プログラムを書き込むのにPICライターが必要」という点でしょう。これが結構高く、純正のPICkit3は約\4,000ですし、秋月のライタは\5,000します。使えるか分からない物にこれだけ払うのは正直抵抗がありますね。
しかし、PICライターも自作可能な回路が公開されています。JDMライターなどが有名ですが、こちらはシリアルポート接続となってしまいます。今作るならUSB接続のライタにしたほうが便利でしょう。そこでオススメなのが「PICerFT」です。
材料費も\1,200位、ケーブルなどを含めても\2,000弱と安価ですし、製作も比較的簡単です。PIC入門の準備にいかがでしょう?
回路図・部品表など
細かな仕様や回路図、部品表などは開発元であるEinstein's electronic labさんのサイトをご確認下さい。(ページ右側にPICerFTの項目があります。)
実体配線図

秋月C基板を想定して配線してあります。PIC用とAVR用のピンがあるので、少々ジャンパが多くなってしまいました。コイルは通常のラジアルタイプを使いましたが、それほど電流が流れる回路ではないのでアキシャルタイプのマイクロインダクタでも大丈夫でしょう。
製作のポイント
出力ピンについてですが、ピンヘッダかピンソケットを並べておき、ケーブルを接続して使うのが良いでしょう。自分で作製した基板では、出力部に丸ピンソケットを使用し、ブレッドボード用のジャンパケーブルを差し込んで使っています。
PICと回路の接続については、アダプタ部も別に作製してゼロプレッシャタイプのソケットを使用する・・・という手段もあります。しかし、こちらもブレッドボードを使ったほうが簡単でしょう。この場合、PICとの配線を間違えないように注意が必要です。
ブレッドボード、ジャンパケーブルとも色々なショップで扱っています。小さなボードなら\150程度からあるので、安価に入手できます。
その他
基板製作後のPCへのドライバインストールや初期設定、書き込みプログラム入手などは、開発元サイトをご確認下さい。「FTDI準備」の項をみて初期設定し、「ICSP接続方法」の通りに接続すれば使えるハズです。
自分が遭遇したトラブルとして、「一度初期設定したFT232Rへ別の設定値を書き込んだところ、FT PROGで再書き込みできなくなった」というのがあります。
その際は、FT PROGとは別のEEPROM書き込みツールである「MProg」を使用して設定を書き込み直したところ、正常に動作させることが出来ました。設定情報は以下のとおり。トラブル時のご参考まで。
こんにちは。
LM1972を使った電子ボリュームを作ってみたいので、こちらのPICライターを参考に製作させていただきました。
PICのプログラムはぜんぜんわかりませんが、LM1972については公開してくださっているので、製作に踏み切れました。
配線ミスで1日悩みましたが、無事解決しました
LM1972の部品も買ってあるので、またお邪魔します。
ところでLT1122ACNも入手しているのですが、
AC7.5V-7.5V中間タップありのトランスを使おうと思っているのですが普通にブリッジ整流して±10をレギュレーターで±6ぐらいで使うのと、2倍圧正負整流回路で±20Vをレギュレーターで±15V程度で使うとしたらどちらがいいと思いますか?
ブレッドボード上でユニティゲインで試聴した感じでは15Vのほうがいいような。。。
オシロがほしい。。。
LM1972を使った電子ボリュームを作ってみたいので、こちらのPICライターを参考に製作させていただきました。
PICのプログラムはぜんぜんわかりませんが、LM1972については公開してくださっているので、製作に踏み切れました。
配線ミスで1日悩みましたが、無事解決しました
LM1972の部品も買ってあるので、またお邪魔します。
ところでLT1122ACNも入手しているのですが、
AC7.5V-7.5V中間タップありのトランスを使おうと思っているのですが普通にブリッジ整流して±10をレギュレーターで±6ぐらいで使うのと、2倍圧正負整流回路で±20Vをレギュレーターで±15V程度で使うとしたらどちらがいいと思いますか?
ブレッドボード上でユニティゲインで試聴した感じでは15Vのほうがいいような。。。
オシロがほしい。。。
2012-12-15 土 02:11:57 |
URL |
KIRI #2NKnmN5w [ 編集]
KIRIさん、コメントありがとうございます。
PICもライターが意外に高いですからね。オーディオ系でも便利なので、ぜひ利用してみて下さい。
>AC7.5V-7.5V中間タップありのトランスを使おうと思っているのですが普通にブリッジ整流して±10をレギュレーターで±6ぐらいで使うのと、2倍圧正負整流回路で±20Vをレギュレーターで±15V程度で使うとしたらどちらがいいと思いますか?
電源についてはトランスの容量と繋ぐ回路次第ではないかと。電子ボリューム回路はさして電気食いではないので、これのみを駆動させるならKIRIさんが試されたとおり高電圧の方が良さそうです。
ただ、後段のアンプ回路も駆動させるなら電流に余裕があった方が。倍圧整流ということは電流が半分になるので、2次側電流が0.5A以上は欲しい所でしょうか?
PICもライターが意外に高いですからね。オーディオ系でも便利なので、ぜひ利用してみて下さい。
>AC7.5V-7.5V中間タップありのトランスを使おうと思っているのですが普通にブリッジ整流して±10をレギュレーターで±6ぐらいで使うのと、2倍圧正負整流回路で±20Vをレギュレーターで±15V程度で使うとしたらどちらがいいと思いますか?
電源についてはトランスの容量と繋ぐ回路次第ではないかと。電子ボリューム回路はさして電気食いではないので、これのみを駆動させるならKIRIさんが試されたとおり高電圧の方が良さそうです。
ただ、後段のアンプ回路も駆動させるなら電流に余裕があった方が。倍圧整流ということは電流が半分になるので、2次側電流が0.5A以上は欲しい所でしょうか?
2012-12-15 土 18:25:58 |
URL |
kiry #G.Wk6TwM [ 編集]
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